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インフルエンザ
インフルエンザはインフルエンザウイルスによる感染症で、鼻咽頭、のど、気管支などを標的臓器とします。
インフルエンザには原因となっているウイルスの抗原性の違いから、A型、B型、C型に大きく分類されます。A型はさらに、ウイルスの表面にある赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という、2つの糖蛋白の抗原性の違いにより亜型に分類されます。いわゆるA/ソ連型、A/香港型というのは、この亜型のことです。歴史的にA型が大きな流行を起していますが、B型もヒトに感染し流行を起こします。C型もヒトに感染しますが、大きな流行は起こさないとされています。

症状は、突然の38〜39℃を超える発熱と頭痛、関節痛、筋肉痛などに加え、鼻汁、咽頭痛、咳などの上気道炎症状がみられ、全身倦怠感等の全身症状も出現します。流行期(我が国では例年11月〜4月)にこれらの症状のあった場合はインフルエンザの可能性が高いと考えられます。潜伏期は1日から5日(平均3日間)とされています。通常、症状は約1週間で軽快することがほとんどですが、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。近年、小児がインフルエンザにかかると、まれに急性脳症を起こして死亡するといった問題も指摘されています。

臨床現場での診断補助のためには、発症早期にインフルエンザウイルス抗原を検出するための迅速診断キットがすでに普及しており、通常30分以内に結果を判定でき、ベッドサイドや外来でも診断が可能です。

インフルエンザに対する特異的な治療として、抗インフルエンザウイルス治療薬を使用します。また、インフルエンザにかかったことにより、他の細菌にも感染しやすくなりますが、このような細菌の混合感染による肺炎、気管支炎などの合併症に対する治療として抗菌薬が使用されます。これらの薬の効果については、インフルエンザの症状が出はじめてからの時間や病状により異なりますので、使用する、しないは医師の判断となります。なお、一般の感冒薬(かぜ薬)と言われるものは、発熱や鼻汁、鼻づまりなどの症状をやわらげることはできますが、インフルエンザウイルスや細菌に直接効くものではありません。



花粉症
■花粉症について 
花粉症は発作性反復性くしゃみ、水性鼻漏、鼻閉の3主症状に加え、高頻度にかゆみなどの眼症状を呈します。また、喉頭アレルギーによる咳、皮膚炎、下痢などを合併することもあります。スギ花粉症の有病率が最も高く15%前後と考えられますが、その他にヒノキ、イネ科、ブタクサなどが主要な原因花粉です。

診断は季節性に症状があって、鼻汁好酸球検査陽性、皮膚テストまたは血中IgE抗体検査で確定します。
治療は、1.患者とのコミュニケーション 2.抗原の除去と回避 3.薬物療法 4.特異的免疫療法 5.手術療法 があり、1. 2.が特に重要で個人のライフスタイルとニーズに合わせた治療法が選択されます。花粉の飛散状況を考慮することが重要です。

A. 薬物療法
 1.初期療法
  薬物投与開始時期は、症状発現前あるいは症状があってもごく軽度な時期から、治療を開始します。
  飛散開始日の1〜2週間前が目安です。
 2.導入療法
  症状発現後の治療です。重症度と病型(くしゃみ・鼻漏型、鼻閉型)により治療を選択します。
  内服薬と局所ステロイド薬(点鼻薬、点眼薬)が用いられます。
 3.維持療法
  初期療法または導入療法によって得られた寛解を維持するために花粉飛散終了まで行います。

B. 特異的免疫療法
  スギ花粉症治療エキスは唯一治療効果が期待されますが、長期であること、ごくまれに重篤な副反応があるため、
  専門医が行うほうがよいとされます。

C. 手術療法
  薬物療法で改善がみられない鼻閉症例は、粘膜切除が行われます。




禁煙治療
喫煙習慣の禁煙治療(禁煙治療のための標準手順書より抜粋) 喫煙習慣の本質はニコチン依存症であり、平成18年4月より、ニコチン依存症管理料が新設され、6月よりニコチンパッチ(貼り薬で皮膚からニコチンを吸収する禁煙治療薬)が保険適応となりました。しかし、全ての医療機関が保険適応にはならず、施設基準が設けられ、当院は平成18年7月より可能となりました。現在では飲み薬の禁煙補助薬(チャンピックス)も保険適応になり、貼り薬、飲み薬のいずれかが選べるようになりました。
 
※下記の条件を満たす喫煙者に対して禁煙治療プログラムが可能(保険適応になります)
1)直ちに禁煙をしようと考えていること
2)TDS(ニコチン依存症のスクリーニングテスト)でニコチン依存症と診断されていること
3)ブリンクマン指数(1日喫煙本数x喫煙年数)が200以上であること
4)禁煙治療を受けることを文書により同意していること

■禁煙治療プログラム
標準的な禁煙治療プログラムは2〜4週間おきに計5〜6回の禁煙治療を行います。貼り薬のニコチンパッチの場合は1日の喫煙本数が15本以上の方は、ニコチンパッチ(ニコチネルTTS30)を4週間、1日1回貼ります。その後2週間ずつ減量(TTS20、TTS10)していきます。飲み薬(チャンピックス)の場合は1週間は少量の薬から慣らしはじめ(喫煙可能)、2週目から禁煙を開始し、通常量を1日2回飲みます。これを12週間続けます。

※費用は自己負担3割として下記のようになります。(ニコチンパッチの場合)
初回診察 約1,700円(ニコチンパッチ代約2000円)
再診( 2週間毎) 約1,100円(ニコチンパッチ代約2000円)
(内服薬の場合もほぼ同じ金額です)

ニコチン治療薬は禁煙時に出現するニコチン離脱症状を緩和し、ニコチン依存から離脱するもので、治療薬を使用しないときと比べ1.8倍禁煙しやすいとされます。禁煙にご興味のある方は、お気軽にご相談下さい。

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